忘れないうちに書いておこう
高槻に転校した時、私は一人だった。
だから一人でよく出かけた。
家からちょっと歩くと阪急電車が走っていた。そして阪急の線路を横切って
(確か踏み切りだった)山の方に向かうと試験農場を通った。
試験農場を過ぎると国鉄の線路に出た。
国鉄の線路をくぐって山に向かう。
どうやってその山に登ったか覚えていないが、細い山道を登ると途中に
神社があった。その脇から道の無い渓流の跡を登ると山頂に出た。
山頂からは高槻の街が良く見渡せた。
たいてい一人でそこに登ったが、叔父さんと一緒に登ったこともあった。
兄とは少なくとも2回は登った。
二人で登った時は漆にかぶれて二人とも大変だった。
私はすぐに治ったが兄はなかなか治らなかった。
その頃流行っていた歌。
「上を向いてあるこう」
「Big John」「北風」「ローハイド」
覚えているのはこういう歌だったが、
「川は流れる」という歌が流行っていた。
この歌を聴くと高槻を思い出す。