あれは何年のことだった?
1973年くらいかな?
うちのバンドの最初のレコードを作った。
LPレコード。
録音は鎌倉の大門さんという人の家で行った。
1週間くらい泊まり込みでやったように思う。
夜中まで騒いでいたので警察も来た。
めげずにやっていた。
あれはどういう風にやったのかはっきり覚えていないのだけど
メインの録音はオープンリールデッキだった。
それとSONYのポータブルのステレオデッキを使った。
ミキサーは自作だった。
エコーもオープンデッキのヘッドを改造してデッキでやった。
4トラックデッキだったので改造してマルチで録音できるように
したと思う。デッキのヘッドのあたりにスイッチを付けた記憶があるから。
ドラムもエレキもマイクで拾った。
マイクの数が限られていたから全員で一度にはできないので
多重でやったのだけど、重ね録音ではなく一度テープの1トラック
を使って後から入れたりしたと思う。
最終的に何に入れたのか忘れた。
たぶんオープンテープだと思う。
それをマスターにしてスタジオに持って行ったと思う。
それでLPレコードになって、レコードジャケットも作って
自分たちで白いボール紙のジャケットに貼った。
あの作業は川端君の家でやった。
いろんな人がいたように思う。
そのレコードだけれど、今聞くと懐かしくてたまらないのだけど、
音について言えばちょっといろいろ問題がある。
何度もトラックを使っているので
1.ノイズが入っている
2.ステレオだけど位相がおかしいところがある。
それは手作りミキサーのせいだ。
3.音がシュワシュワするところがある。
・・で気が付いたのだけどイコライザーも自作だった。
たぶんそれのせいかもしれない。
4.ちょっとこもってるところがある。
5.音の定位が悪い。
などなどある。
それで前にも書いた音を分離してくれるサイトで音を分離してもらって
ミキシングしなおしたらどうだろう?と思った。
それで試しに1曲分離してみた。
それはモチの曲だけれど、分離は非常にうまくいった。
ボーカルは完全に声だけに分離できた。
ギター2台も8割くらいの完成度で分離できた。
ベースは元の音がこもっているので完全な分離はできなかった。
しかしこの4つの音をマルチトラックの4トラックに入れてみたら
非常にきれいになった。
まるでもともとマルチトラックにそれぞれを入れたように思える。
もう1曲コマツの曲をやってみた。
レコードの1曲目の曲で私が好きな歌だ。
ボーカルは完璧に分離できた。他の音は混ざっていない。
ギター、ドラムもまずまず行けた。
問題はベースだ。
ベースはどうも位相がふらふらしている。
だから分離されたベースのパートは途中何か所も無音になっている。
たぶん分離の過程で逆相の部分が無音になってしまったのだろう。
そこはどうしようもないので、メインの曲全体の音からフィルター
で低音部だけを抽出するしかない。
それで合わせてみるとなんとか、それらしく聞こえる。
でもベースは録音しなおした方がいいかもしれない。
しかしよく聞いてみるととんでもないベースのフレーズだ。
私には弾けそうもない。
誰かがやってくれるのを待とう。
2曲だけだけど、今日やってみてこれは全曲やってみようと思った。
できた音はレコードとは全く違った感じでクリアーだし、
ボーカルが前に出ていてとてもいい。
全部できたら皆に配ろうと思う。

