コマツことWilliamという友人が清里で歌を歌うのだけど
一緒にやらないか?
と言ってきた。
別に何の問題もないので「いいよ」と言った。
考えてみると人前で歌うのはたぶん5年ぶりくらい。
最後はデュエットで歌っているルー&クリポンという
イアンとシルビアのトリビュートバンドに招待された時だ。
招待と言っても1曲歌ってと言われてJohn Stewartの歌を歌った。
それがたぶん5年くらい前だ。
その前は亡くなった松尾のバンドに参加した時だから、もう7年くらい前だ。
それで来週清里に行って二人で演奏する。
と言ってもメインは彼なので私はギターを弾いて
ハモをちょっとやるだけ。
コマツと二人でやるのはたぶん20代の頃に三鷹の家で
練習したときくらいだ。
コマツ、William Hamesは今は著名な写真家だ。
The Bandのラストワルツの時代からロックミュージシャンン
の写真を撮っている。
多くのレコードジャケットのカバー写真もやっている。
当時憧れたミュージシャン達の写真を撮っている。
考えてみるととても不思議だ。
あの頃の仲間が、憧れだったロックバンドの写真を撮っている。
彼とやる曲はその昔一緒にやっていた曲だ。
たぶん練習一切無しでもエイヤーで歌えると思う。
しかし、先週練習したことをもう既に忘れている。
あの歌の出だしはどうやったっけ?
と思い出せない。
重症だ。
電話で前の日に現地でちょっと練習しよう
ということになった。
しかし一体どういうシチュエーションで
どういう人たちの前で演奏するんだろう?
彼の関係だから音楽関係だろうか、
そうだとすると緊張するな。
有名な人とかいたらまずいな
逆に昔のロックを知らない人ばかりでも困る。
「あの人たち何歌ってるの?」ってことになるかも。
昔キングストン・トリオのカバーバンドを学生の時に
先輩の人たちとやっていたことがある。
ある日、知らない人の結婚式に呼ばれて
歌を歌うことになったので、キングストンの歌を何曲か歌った。
それで最後に新婚夫婦からリクエストがあって
トワエモアの「空よ」をやってくれということになった。
それをなんとか歌って帰る時に、
どうも何かおかしいと気が付いて、
呼ばれたのはキングストントリオのカバーじゃなくて
キングトーンズのカバーバンドだったのではないだろうか?
と私は思った。
先輩にそれを言ったらしばらく黙って考えていて、
「帰ろう!急いで!」と3人で急いでそこを離れた。
ということがあった。
一般の人は恐ろしい。

