忘れないうちに書いておこう。
小学校の4年か5年のことだったと思う。
学校の各教室の黒板の上にスピーカーがついていた。
学校で必要な時にそこから放送があった。
確か黒板の右側にうす緑色のボックス(ギターのイフェクターのような)があり、
そこにロータリースイッチが付いていた。
OFFと小、中、大 の切り替えがついていた。
そのスピーカーで、あれはNHKの番組だったのだろうか?、
ラジオ番組が流れることがあった。
記憶にある一つは「マイクさん」という番組。
「マーイク、マーイク、マーイク、マイクさん」というテーマソングで
始まる番組だった。
内容は全く覚えていないがそのテーマソングだけを覚えている。
もうひとつは「森は生きている」だ。
実はこのタイトルは知らなかった。ずっと後になってあれが「森は生きている」
だということを知った。
この話の中に「十二月の歌」という歌が挿入されている。
その歌だけをはっきり覚えていた。
「燃えろ、燃えろ、鮮やかに~」という歌だ。
これが「十二月の歌」だと知ったのはインターネットが普及してからだった。
それは三鷹市立第六小学校の時の話だ。
そのあと大阪に引越して小学校5年の1年を過ごしたが、
その時の小学校は、高槻小学校の分校で、元は軍の兵舎だったと聞いた。
中学校の端の方に木造1階建ての校舎があった。
とてもボロだった。
そこでは特に音楽の経験は無かったけれど、
転校後、初めての音楽の授業で私が歌う声を聞いて
皆がきれいな声だ、と言ったのを覚えている。
その頃はボーイソプラノだったようだ。
浅野という男の子がいた。
帰り道が途中まで同じなので良く一緒に帰った。
その子がいつも「原爆を許すまじ」を歌っていたので、
すっかり覚えてしまった。