5/09/2019

君がもたらしたもの

静かな朝
静かな午後
静かな夜
君がいないことで静かな一日が続く
楽しかった朝
楽しかった午後
楽しかった夜
君がいなくなったことで静かな一日が続く
眩しいい夏
汗をかいた夏
花火を見た夏
君がいなくなって夏は思い出になった
遠い日の思い出
遠い日の悲しさ
遠い日への思い
僕がここにいることですべては遠くに行ってしまう

こんなことを書いているのも、、昔持っていた本を思い出して、、
先日ロッドマッケンの詩集(片岡義男訳)「ひとり」の古本を買った。
450円
表紙もついていない。
すこし黄ばんだページ。
しかし誰かが読んだ感じがしない。
きれいな黄ばんだ本。
僕は札幌のパルコで新品でこの本を買ってたぶん引っ越しの時に無くしてしまった。
1980年だ。
いや1981年かも。

ネットで買った古本は札幌から送られてきた。
偶然にしてはできすぎだ。
ひょっとしたら自分が引っ越しの時に古本屋に売った本かもしれない。
そう考えた方が面白い。

読んでみるとかなりの詩が記憶に残っていることがわかった。
間違えて記憶しているものもあった。
ずっと「サクラメントまでは」だと思っていた詩は
「サクラメントへ行く途中で」というタイトルだった。
改定で変わったのか?とも思ったけれど、
初版だった。

なぜかこの詩が気に入っていた。
友人の3人が車でサクラメントに向かう話なのだけれど、
お互いが気をつかいすぎて何も話せず、ただ早くサクラメントに
つかないかと思っているという詩だ。

それで何か気まずいシーンの時に「サクラメントまでは」と思っていた。
だからずっと「サクラメントまでは」だと思い込んでいた。

これはいつか英語版で読んでみたい。

筆者(笑)註:上に書いた詩は筆者のたわごと