12/11/2019

奇跡・幸運・天の助け・・とか (続き)

そんなものは払えません。と言いに行こうと思っていた。

すると会社の前の社長から連絡があり。
「私のE社の株、あれは売ってしまって使っていいから」と言う。
この時はほんとにびっくりした。
その株は何もせずほっといた間に分株され2倍に増えていた。
その半分を売った。
それでその法人市民税は全部払ってまだ残る分があった。
あの株がなかったらどうなったことか。
残り半分は様子を見ている間に暴落して元値を割ってしまった。
そこで売った。額はとても少なかった。

それからまたぎりぎりのやりくりがあって、なんとかやっていた。
そのうち来月は完全にショートする!
という予測が起きた。
どう頑張っても、このままではどこかから借り入れしなくちゃいけない。
どうしよう?
と思っていたところ、全く新規のお客さんから大口の注文が来た。
それを完納すればなんとか切り抜けられるという額だった。
それで、それを完納してなんとかなった。
しかし、なぜそのタイミングで新規のお客さんが、しかも大口の
仕事をくれたか、全くの謎だ。

そういう事があと、2、3回あった。
いずれももうだめだという時に助けが現れた。
とてもじゃないが偶然とは思えない。

それで今月だ。
義理の娘の結婚式がある。
税金の分納分とかクレジットカードの支払いがすごい。
年金分を加えてやっと払える。
ということは今月末の支払いがアウトだ。
それをどうにかしなければ。とずっと考えていた。
臨時の注文も無い(今無いと回収できない)。
12月に入ってずっと滅入っていた。

そんな時、昨日会社の前の社長(Kさん)から電話があり、「会えないか?」
と言うので今日会ってきた。
Kさんは腎臓の検査に行ったら心臓に巨大な動脈瘤がみつかって
手術をしたという。動脈瘤は取らずにそこを避けるように血管にガイド
を入れたらしい。医者が言うにはあと半年だとか。
でもとても元気そうだった。笑いながらその話をしていた。
それで僕が「Kさん、僕は本当に最初からお世話になりっぱなしで、
そのお礼もできずに申し訳ないです」と言ったら、
Kさんはカバンから封筒を取り出して、
「これさ、いままで世話になったお礼だから」と。
明らかに厚みのある封筒を僕に手渡した。
「だめですよ、これは僕のほうからKさんに渡さなくちゃならないものですから」
とかえそうとすると、「いや、世話になった皆に渡してるんだよ」と言う。
あと2人、会って渡すつもりだとか。
それでそれを頂戴することにした。
僕はほんとに世話になりっぱなしなのに。

それがたぶん今年最後の奇跡。