と以前から思っていた。
最近になって光の速さを示す動画が現れてきて、光が遅いことが
一般的に知られるようになった。
例えば目の前の何かの紙に直径1.5mmの円を描く。
それを地球とするとその円周が約10mm。
光は1秒間に地球を7回り半するから、その1.5mmの円のそばに
7.5cmの線を描くとそれが光が1秒に進む距離。
その線の端から端まで「いっち」と言いながら指を動かすと
それが光が1秒で進む距離。
ほとんど地球から離れていない。
その速さでは宇宙何てとても旅行できるものじゃない。
しかも人類が出せる最高の速さはそれの数万分の一。
もうその辺までしか行けない。
しかし我々は学校や教育テレビで光の速さはとてつもなく早い
と習ってきた。だから光の速さはもうそれこそあっという間に星の間を
飛んで行けるものと勘違いしていた。
これはなんというか、手漕ぎボートで太平洋を行くよなものだ。
いやもっとひどいかもしれないけど。
一番近い恒星系まで約4光年だ。
光の速さで4年だ。
普通の宇宙船なら数万年かかる。
ワープ航法とか夢のようなことを言ってるけど、夢だ。
そんなものができるわけがない。
タイムマシンと同じで神話にすぎない。
たとえワープが科学的に可能だとしても、人類が存続する間にはできないだろう。
だから地球に限らず他の知的生物がいる惑星も同じ状況だろう。
お互いに行き来することは不可能だろう。
何かで通信できたとしても会話は数年おきにしかできない。
たぶん人類にできるのはそこまでだろう。