12/12/2019

たぶんデジャヴューは夢

まともに考えるなら、人間の感覚器官とそれの認識器官は同時には
行われていないから、知ある現象を先に認識して、それを知覚した
のが後からになることは十分考えられる。
例えば道を歩いていたら懐かしい感覚が起きて、ほんの瞬間後に
どこかから懐かしい歌が聞こえてきた。とか
そういう感覚のずれは起きてもおかしくないけれど、
だけどデジャヴューの感覚はそういう感覚ではない。
ある場面に遭遇した時、明らかにもっとずっと前のどこかでそのシーンを
みたような気がするという感覚だ。
決してニューロンの刺激の遅れで生まれるようなわずかな時間差じゃない。

それじゃあという人がいて、ある遭遇したシーンを記憶するけれど、
そのシーンを確認するよりも早く記憶領域からの記憶が先に
知覚されるからだと言う。
なんかそれはまるでコンピュータの記憶回路のような言い方だけど、
はたして人間の記憶も同じようなシステムになっているだろうか。

今日港で海を見ている時にデジャヴューを感じた。
手すりによりかかって海を見ていた時だ。
前にこのシーンを経験していると感じた。
僅か数秒のことだけれど、それは夢で見たシーンだと思った。
前後のことを思い出せなかったけれど、
確かに夢で見たシーンだ。

他のページでも書いたけれど、初めて行った場所なのに見覚えがある
ということが何度もあった。
それの短い版がデジャヴューなんじゃないだろうか。
と思う。
ことにした。