僕はどこかに向かうため(そこまでの前段を思い出せない)に道を歩いている。
陽射しがとても強く、持っていたカバンを頭にかざして日差しを遮っている。
(しかしその暑さは不思議だ、布団で寝ているのに確かに太陽の陽射しだった)
道は山道にさしかかり、大きく左にカーブしながら登っている。
そのカーブを曲がり切ったところで人が倒れているのが見えた。
近づくと大型のバイクが倒れて壊れている。
その脇にライダーウェアを着た人が倒れていた。
近寄って「大丈夫ですか!」と言うと痙攣している。
道路の先を見ると他に2台の大型バイクが壊れていて、そこにもう2人倒れていた。
ひどい怪我だ。
「大変だ!」と言って、携帯で電話をかけようとしたところで目が覚めた。
たぶん大声を出して自分で目覚めたのだと思う。
人が倒れていた道路は夏のように熱せられていた。
その道路を触った感触が残っていた。
すごくリアルだった。
バイクで倒れたことはあるけど、あれは雨の日だった。
そういえば、それ以外倒れたことは無かった。
熱い道路をあんな風に触ったことがあっただろうか?
ひどい気分だ。
仕事も注文が途切れている。
前にも何度もそんなことはあった。
だから持ち前の能天気でなんとかやってきたけど。
しかしどうにも元気が出ない。
お腹が空いてるからかもしれない。
昼を食べてなかった。
何か食べよう。