12/05/2019

限りなく透明に近い

ブルーだ。

この本を読んだのはいつだったろう?
もうずいぶん前だ。
ストーリーも何もほとんど覚えていないけれど
読み終わった後の不思議な感じだけ覚えている。
また読もうかな?
アマゾンで1円で売ってる。
1円って何だ?
売らない方がいいんじゃないか?
舞台は確か福生だ。
小沼の家があったところだ。
小沼の家?
まだあるだろうか?
彼はまだドイツなんだろうか?
日本に帰ってきたのかな?
奥さんはピアニストだった。
たぶん奥さんがドイツに住むのを望んだのだと思う。
でも小沼も学生の頃からドイツ語ができたように思う。
いつも「会議は踊る」をドイツ語で歌っていた。

もう10年くらい前にマックスプランクで彼を探してメールを誰かに
送ったことがあった。
小沼ではなくてたぶん同じような研究をしてそうな人に勝手にメールを
送って「小沼に渡してください」と英語のメールを送った。
そしたらなんと小沼からメールが届いた。
あれは迷惑だったかもしれないと後で思ったけど、
そんなことは知らない。
届いて良かった。
彼はローマ字で日本語を書いて送ってきた。
日本語漢字が書けなかったみたいだ。

あのあと彼はずっと研究所にいたのだろうか?
もう年齢的にいないとはおもうけれど。

ああ、小沼も会いたいな。
そういえば、小沼は僕を覚えているだろうか?
同期会ではこっちが覚えていても向こうが覚えていなかった。
それでちょっと落ち込んだ。
まあ、逆もあるだろうな。
いつだったライブハウスで知らない(?)人に声をかけられた。
向こうはどこかで僕に会って覚えていたみたいだけど、
こっちは全く覚えていなかった。ひどいもんだ。
こういう食い違いはどういう風におきるんだろう?
学生の時は同じクラスでよく話したりしていたのに
時間とともに忘れられる。
時間の隔たりはお互い同じなのに、こっちは覚えていて向こうは覚えていない。
あるいはその逆。
もちろん定期的に会ったりしてれば覚えているけど、
お互いの間に時間だけがどーんとあった時、
忘れられてしまう。

それはそうと、「限りなく透明に近いブルー」買おうかな。。