世の中は今日まで連休らしい。
休みの時は電話も無いし急ぐことが無い(ように思える)ことがいい。
いつもよりのんびり寝ていられる。
年末からずっと外に出ることがあまりない。
買い物とちょっと公園に行くことくらい。
人と話すことも無い。
家族かマンションの管理人さんと話すくらいだ。
思うのだけど、現実では夢のことはあまり覚えていない。
あまりと言うのはちょっとは覚えているということだけど、
また夢の中では現実のことはほとんど思い出さない。
思い出せないと言った方がいいかもしれない。
断片的に現実のことが入ってくることがあるけれど、
すぐに夢に溶けてしまう。
自分自身のこととしてこれを考えると、いったいどっちに
生きているんだろう? と考える。
夢の中の方がよっぽど人と話をしてるし、いろいろな場所に
言ったりする。感動的な景色にも出会う。
現実では記憶の底に埋もれている人にも会うことができる。
現実ではほとんどこの部屋とわずかな外部の世界だけだ。
よっぽど夢の中に生きていると思った方がすっきりする。
しかも夢のことは少しは覚えている。
現実と思われる世界でも夢のことを思い出すことができる。
ひょっとすると自分の記憶も現実よりも夢の方が多いのかもしれない。
昨日の夢の中で、ある人を助けなければいけないことがあった。
そのために電話をかけなければいけないのだけれど、
その電話番号がわからない。
履歴を見ればわかるはずなのだけど、どうもそのやり方がわからない。
それに画面が例によって虹色に輝いていてよく見えない。
そうこうしているうちに目が覚めた。
その助けなければいけない感だけが残って気分が悪い。
向こうではまだ僕の助けを待っているような気がする。
助けに行かなければと思う。
それはそうと、今日はちょっと郵便物を出さないといけないみたいだ。