石狩の海岸から花畔の新興住宅地との間は砂地の草原が広がって
いた。そしてそこに南北に道路が2本(3本?)あった。
そのあたりに車を停めてよくギターを弾いたりした。
夜になると真っ暗だ。
空は満天の星。
だいたいなぜその道で写真を撮ったのかもわからない。
だけど写真を撮っておこうと思った。
まだ舗装道路があるだけだ。この右手が海岸。
遥か先が銭函の方向だ。
その寂しい場所が好きだった。
夜中は車は通らない。
近くの国道まで10Kmはある。
静かに思えるけど、レコーダで録音してみると
遠くで「ゴー」というトラックの音が聞こえる。
好きだった寂しい場所はここと支笏湖岸だった。
週末に車でよく行った。
支笏湖は夜中でも時々車が来るけれど、
この石狩の 草原はだれも来ない。
一度パトカーに職質されたくらいだ。
夏は草原にハマナスの花が咲き、ベリーがそこら中に生えていた。
背の高い灌木はほとんど無く本当に草原だった。
Googleで見る限りそういう草原はハマナスの丘公園のあたりに
しか残っていないようだ。
今度行ってみよう。