というのをもう何度か書いているような気もする。
確認するのが面倒なので書こう。
今またこの映画を観ながら書いている。
別に高倉健のファンでも無いし倉本聰のファンでもない。
でもこの映画を時々見たくなる。
70年代の日本というか北海道のちょっとくすんだ街の様子や
車、人その他もろもろがそのままだから。
角ばった車が普通に走っている。
なんならオート三輪も走っている。
ちょっとどこかおかしい北海道弁が気になるけれど
気にしなければ懐かしいだけだ。
映画全体に漂う言い知れぬ寂しさは
あの時代の雰囲気そのままだ。
そう、時々そこに帰りたくなる。
まだ何も始まっていなかったあの頃に。
時々札幌に行きたくなるのもそのせいだ。
札幌に行ってあの時代に戻れるわけもない。
いいのだ。
ただその上を歩いて確認したいだけだ。
雪のあるうちに行こうとも思った。
でもそれはものすごく勇気がいる。
一人ではとても行けない。
雪の札幌に一人で行ったら戻って来れないような気がする。
たぶん雪の札幌はあの時代につながっている。
そこに入ったらもう戻って来れない。
それは確かだ。
だから春にした。
春はいい。
いやな思い出が無いから。
今日は誕生日だ。