もうケチ付けてるだけだけど。
鉄道関係は何も言うことは無いけれど、あれはもう写真趣味とか
の範疇ではないように思う。
あるいは私が絶対に理解できない領域があるのかもしれない。
どうでもいいけどあの同じ場所に三脚を並べて写真を撮っている
人達はあれでいいんだろうか?
だってみんなほとんど同じ写真を撮ってるわけじゃない?
私なんかは先にその場所に誰かがカメラを構えていたら
絶対にそこでは写真を撮らない。
なんでみな右に倣えで同じ写真を撮るんだろう?
桜とか富士山とか列車とかお祭りとか。
そうそうディズニーランドのエレクトリカルパレード、
仕事柄たくさんの家族のホームビデオを見るのだけれど
ほとんどすべての家族があのパレードを延々と撮っている。
だけどあのパレード家でいつか見ることがあるだろうか?
たぶん二度と見ることは無いと思う。
私は風景趣味だからどこかに行くと風景写真を撮っているけれど、
家族旅行や誰かと一緒の旅行では人を撮らないといけない、と思う。
せっかく一緒にいるのに風景なんか撮っていてはいけない。
東尋坊の崖なんて後で見てもちっとも懐かしくも面白くもない
東尋坊の崖をバックに、あるいは景色無しで人を撮った方がいい。
たくさんの昔の8mmフィルムを見ていると、やっぱり景色を撮っている。
景色なんて昔も今もそれほど違わない。それより人を撮った方がいい。
自然の景色を撮るんだったら街の様子を撮った方がいい。
今見ると毎日の平凡な街の景色も何十年かするとすっかり変わって
昔の街が懐かしく感じる。またたぶん貴重な写真になると思う。
昔のネガの束を見ているともっと街人やを撮るんだったなぁと思う。
街や観光地を歩いていて思いもかけぬ場所でカメラを構えてる人がいると、
気にしていないふりをして通り過ぎて、後になってからその場所に行って
あの人はどこを撮っていたんだろう?と見ることがある。
「へえ、あれを撮っていたのか」と感心することも多い。
でもそういう人は少ない。
だいたいが「俺はこの写真撮ってるんだぜ」みたいな
決まり切った風景の写真を撮っている。
長いレンズのカメラをこれ見よがしに構えているのはちょっと滑稽だ。
自分だけの写真を撮ってる人はカメラを目立たないようにしている。
あるいはコンパクトカメラだったりする。
たぶんそれで充分なんだ。
それよりも「その場所」を探す方が楽しい。