テレビで「あなたは宇宙に行きたいですか?」という質問をしていた。
誰かが「あれは宇宙ですかぁ?」と言っていた。(成層圏あたりのこと)
確かに地球のかなり高いところから地球を眺められるけど、
あれは宇宙ではないだろうな。
海で言えば海岸で足を浸したくらいだろうか。
本当に宇宙に出るにはかなり勇気がいると思う。
少なくとも月へ行った宇宙飛行士くらいの勇気は必要だろうな。
「宇宙に行きたい」と言うならどこか別の星まで行かなくては。
火星とか?木星とか?
それにしたって海に例えれば東京から大島、式根島とかの程度だろう。
「宇宙に行きたい」と言うからには、他の恒星系までか
あるいは他の銀河系まで行かなくては。
そうなると宇宙旅行のほとんどは虚無な空間にいるだけだ。
そんなつまらない旅行も無いだろうな。
それを考えると、広大な空間を旅している地球はやはり宇宙船なんだ思う。
こんなに安全な宇宙船は無い。
たとえロケットで隣の銀河系の近くまで行けたとしても
その銀河系の明るさは今地球で見ているマゼラン雲とかアンドロメダ銀河
とかと同じくらいだから、ものすごく輝いて見えるわけじゃない。
もっと近づくと星間は何も無いしとてつもなく離れているから
今地球から見ている星空となんら変わらない。
もっともっと近づいて、恒星系に近づいてその惑星を見つけたとしても
この太陽系の惑星とそんなに違うだろうか?
そこがどんなにすごい星であっても、地球以上に行きたい場所だとは
とても思えない。
私は宇宙飛行士には向いていないかもしれない。