いつもは札幌の西方面を映しているHBCのライブカメラがウトロ港を映している。
天気が悪いせいもあるがとても暗く、ほとんど動きが無い。
沖の波が時々白い波がしらを見せるくらいだ。
なぜこんな悲劇が起きてしまったのだろう。
まだたくさんの人達が見つかっていない。
知床はたぶん一度しか行っていない。
70年の8月だ。
小沼と一緒に北海道まで走った時だ。
写真を見ると知床五胡まで行ったみたいだ。
記憶では雨の中駐車場から泥道で湖まで行ったと思う。
今思うとそこまで何の注意書きも無かった。
熊さんの王国の中を1キロくらい歩いている。
当時は今よりも自然が勝っていたはずだから、熊に出会ってもおかしくなかった。
調べてみたら知床横断道路が全線開通するはその10年後だったらしい。
北海道は確かに観光地だけれど、自然は昔のままだ。
自然は人間のことなどお構いなしだ。
だからこそアイヌは自然に畏怖の念を覚え、
自然に逆らわないように生きてきた。
それを忘れてはいけないと思う。