私はMTRで生録音で音楽を作っている。
それでずっとやってきたので慣れているというか
それが自然だと思っている。
一方DTMだけれどもう20年以上前はそれでやっていた時もあった。
STEINBERGのCubaseを使っていた。
その頃はクリップとかの概念は無く(有ったかもしれないけど使っていない)、
まあMTRとほぼ同じ使い方をしていた。
違う所はパートの入れ替えや開始終了タイミングを自由に変えられるところ、
細かな編集が画面上でできることだろうか。
たぶん当時でも音声のピッチを自動で修正できたと思う。
でも使っていなかった。
まあ、MTRと同じ使い方をしていただけだ。
それで最近DTMをやってみようと思った。
理由はドラムやパーカッションのクリップの種類がたくさんあって
それをベースに作ったらどうか?と思ったからだ。
それでDTMソフトをいろいろやってみると、
なんていうか、もう全てをソフト任せでも曲が作れることがわかった。
そうなると一体人間は何をしてるんだろう?と思う。
ドラムスのリズムを適当に選んで並べて、ベースを重ねて
ブラス、ストリングス、エレキなどのクリップをそれらしく
並べると曲としては(言わなければ)それっぽく曲に聞こえる。
少なくとも動画のバックかなにかで流す分には十分だ。
世のオリジナルの曲なんかも半分くらいはそんな風に
作っているのではないだろうか?と思ってしまう。
別にベースが弾ける必要も無いしドラムをたたく場所も要らない、
少なくても歌う声は要るだろうと思うけれど、
それだって歌詞を入れれば歌ってくれるアプリもある。
そうなると音楽っていうものの存在が怪しくなる。
前から思っていたのだが公の場で流れているBGMというか
環境音楽というかエレベータ音楽と言うかを良く聞いてみると
人間性が感じられない。
あれ、たぶんそういう自動ソフトで作っているんじゃないか?
と思う。
他にもそういうものはたくさんあると思う。
音楽はやっぱり手作りであって欲しいと思う。
そんなわけでDTMで曲を作ってみよう!
と思う。