最近DTMだかDAWだかをまた始めたということは書いたけれど、
どうなんだろう?
1からコツコツ楽譜を書いて曲を作ることもできるけれど、
DAWのクリップを並べて行くだけでも音楽(らしいもの)はできる。
はい音楽です!って言ってもいいのだけれど、
どうなんだろう?
前にちょっと愚痴ったことで、ノイズ音楽や偶然の音楽とかが、
もっとプリミティブなエレベータ音楽よりも高尚なもののように
扱われているのは何故? と思ったことがある。
だってクリティカルな発振ポイントを見つけて面白そうな
音を出しているだけだ。
あるいはシンセサイザーのやはり音の共振あるいは音の発生原理
そのもののせいで音が変化するのを「音楽」だというのは
どうなの?
たぶん抽象絵画に近いものがあるのだろう。
適当にキャンバスに絵具を跳び散らかして「アート」ですって。
それに近い。というか同じだ。
しかしピカソに代表されるような抽象絵画は全く別だ。
練りに練って自分の絵を描いている。
結果的に両方を見ると同じように見えるかもしれないけれど、
全く別なものだ。と思う。
偶然性を狙った芸術は猿にでもまかせておけばいいと思う。
そうそう、今回のタイトルのドローン音楽だけど、
最近は「ドローン・シンセ」と居直ったような名前のシンセがある。
たぶん適当につまみをいじればそれっぽい環境音楽(アンビエント)
が勝手に鳴り始める。
それはもう音楽ではなくて、そのまま「環境音」なんじゃないだろうか。
自然音だ。
だからもう蜂の羽音をマイクで拾っても同じだ。
だからどうした?ということだけれど、
シンセを鳴らしているとほとんどシンセ任せなような音で
曲を作っているんじゃないか?と心配になる。
自分はこの音(音楽)にどこまで関与しているんだ?
という疑問だ。