2/14/2024

運転免許・高齢者講習

 に行ってきた。
近くの自動車学校。
受付時間の30分も前に着いてしまった。
とりあえず受付に行ってみるともうずいぶん大勢が来ていた。
さすが高齢者だ。
始まるまで暇だからコースの講習を見ていた。
車よりも単車の方が面白い。
自分もこんなことやってたなあ、と色々思い出した。
誰かがオートバイを倒してしまった。
焦ることないのに倒れると思い込んでしまったのだろう。
ズズズズと倒れた。
そっち側に倒れたなら前輪ブレーキをかけながら腰を入れれば
起き上がるだろう。と思った。
しかし今は違うようだ。
まず斜めのスタンドを手で起こす。
それからおもむろに車体を起こし始めるようだ。
なるほどそうすれば反対側に倒れてしまうことは無い。
そんな風に教わったかなあ?と思う。
たぶんそういう風には教わっていない。

そのうち講習が始まった。
しょっぱな「これから車に乗っていただきます」と言われた。
え?実車やるの? と思った。
実際に車に乗ることは無い、と誰かが言っていたから。
1番最初の人が運転して私はその後ろの席、助手席に教官
という仮免講習のような設定。
しかしそれほど細かなところは見ていないようだ。
最初の人は出発の時の後方確認とかバックミラーで済ませていた。
たぶん普段乗っていない人だったようだ。
なんかたどたどしい。
行き先は教官がその都度言うのだけど、
次の左折の交差点で「左に寄り過ぎだろう」と思っていたら
案の定縁石に乗り上げていた。
本当の講習ならそこでアウトだろうけど、一度バックして
やり直していた。
私の番になって運転席に乗って教官に挨拶した。
ああ、そうだと思い出した。
昔私が免許を取った自動車学校で、19歳の学生の私はいつも教官に
挨拶することは無かった。それをある日言われた。
「お前は面白くないやつだなあ~!挨拶くらいしろよ~!」
と言われた。
そうか!挨拶だ!とその時思った。

それでさっき先に乗った男の人だけれど、始める時も終わった時も
無言だった。他の検査の時に見ていたけれど誰も検査してくれる
人に挨拶していなかった。女性陣はちゃんとやっていた。
ジジーはダメだな、と思った。
世界一愛想のいい教習生の私は全部に挨拶した。
だからと言って何かいいことがあったわけではないけれど。
私がそっち側だったらちょっと挨拶してほしいと思う。
「お願いします」とか「ありがとうございました」とか、
¥8000も取られてそんなこと言えるか!という気もしないでもないが。

そんなわけでその日はジジイ達の人間観察を楽しんだ。