つい昨日だったろうか、ネットで「レイトレーシング」のタイトルを見た。
今更何だろう?と思って読んだけれど、特に読むべき内容ではなかった。
だいたいレイトレーシングの構想というか発案は1978年頃ではないだろうか。
私も同じ頃それを考えたことがある。
それは当時PC-8001で3D画像を作ろうと思った時だ。
N88-BASICしか無かったので横160ドットの画像でも全画面を白黒の
ライン画で描くには貧弱だったので、XYプロッターで細かな線を描く
ようにプログラミングした。それなので全体をペンで描くには
数時間から半日はかかった。
その各ラインの両端の座標をもう少し早く計算できないだろうか?
と考えていた時、自分の目の位置と対象物の座標の間にスクリーンを
想定してそのスクリーンと目線との交点の座標を表示の座標とした。
これに色情報を加えたらどうだろう?と思った。
それとその頃のパソコン雑誌に「線ではなくドットごとに描く」という
ようなことが書かれていたように思う。
そうすると画面の各ドット点を計算すればいいだけだから、線で描くよりも
早いんじゃないか?と思った。
それは実際には私はやらなかった。
でも対象になる(目標の)の各点(座標)にある部位は光が当たっているか
どうかも考えなくてはいけない。と思った。
それを1975年に突き詰めていればレイトレーシングのオーソリティー
になっていたかもしれない。
でも私にはそんな能力は無かったし、PCにもその能力は無かった。