11/06/2019

並川君のこと (4)

今日はずっと写真を探していた。
見つかった。


驚いた。
これは深川のアパートでの写真だ。
しかも子供を抱いていたのは並川君じゃなくて私だ。
横浜の家にも来てくれなかったろうか?
なんてひどい記憶力だろう。
よく見ると87年5月とある。
ということは私は30代並川君は20代だ。
なんていうことだ。

私が四国の並川君の家に行ったのはいつだったろう?
そうするとたぶん90年頃だろうか。
あれは姫路だったか岡山だったかに仕事で行った時に
四国に渡って彼の家に行った時だ。
何の仕事だったか全く思い出せない。
何を覚えている?
彼の家で何かしばらく話をしたことは覚えている。
たぶんトッピ(彼の奥さん)は私をあまり良く思っていなかったと思う。
たぶん、それは札幌時代からそうだったと思う。
なぜならあの頃の私は狂っていたから。
何かが狂っていたから。

そうだ。
今思い出した。
私のアパートで並川とトッピとヒゲちゃんとで歌の練習をした時、
私は何か彼女の気に障ることを言った。
何を言ったか思い出せないけれど、言った。
なにかへんなことを言ったことを自分でもわかった。
というか変なことを言ってる自分を見ていた感じがする。
あの頃はいつもそんなだった。
自分で言っちゃいけないことを勝手に言ってるやつがいた。
あれはどうしてだろう?
あまりに自分を否定しすぎていたからそうなってしまったのだろうか?
あの頃言っちゃいけないことを誰かに言った記憶が5つくらいはある。
あるいはもっとかもしれない。
いや、もっとだろう。
二重人格だったんだろうか?
言い訳に聞こえるかもしれないけど、
そいつが言ってるのを聞いている自分がいたことは確かだ。

ああ、それでね、トッピは私のことを良くは思っていなかったってこと。
そんな私に並川はいつも変わらず良くしてくれた。
話も聞いてくれたし、話を聞かせてくれた。

そんな並川に乾杯!