今日は並川君のお葬式が行われている。
ちょうど今のはず。
冥福を祈るとかってどうすればいいのかわからないけれど、
彼のことをずっと考えている。
札幌時代彼の存在がどんなに私の支えになったか。
感謝しきれない。
札幌時代の私を支えてくれた人は3人いる。
並川君はその一人だ。
もう一人はここにも書いたけれどだいぶ前に亡くなってしまっている。
並川君と奥さんのトッピ達と江別でやったコンサートは決して忘れない。
・・・あれ?ねえ、あれは江別だった?
野幌?大麻?・・・
だんだんわからなくなったきたよ。
とにかく市民会館みたいなステージだったよね。
California Bloodlineと「さよなら」あと何か歌った?
廊下の窓から外を見たら猛吹雪だった。
雪が舞って街灯に白く渦をまいていた。
あの雪の中をどうやって帰ったんだろうね。
君の部屋にも何度か行ったね。
豊平川のそばだった。
猫の話をしてたよ。
猫を飼っていたんだけど公園に連れて行ったら戻ってこない、って。
君はあの笑い方で笑いながら話していたけどほんとはどうだったんだろう?
それから道路工事の話もしていたよね。
道路で猫が車にひかれたあとの処理をどうするのか、
君は笑いながら話していたけど、心の中は違ったんだろうね。
僕が東京(横浜)に戻って、君が四国や九州に行ったあとも
時々電話をくれたね。
そうなんだ。何年か前に札幌に行った時に、
豊平川の護岸に座って「今、君住んでいた近くの豊平川にいるよ」
と言おうと思って電話をしたら出なかった。
あれはつながっていたのかなあ?
それからだね、電話もメールもつながらなくなってしまった。
君は一度横浜の家に来てくれた。
僕の娘と一緒に撮った写真がある。
ひょっとするとあれが実際に君に会った最後だったのかなあ?
今、君の声が聞きたい。