写真だけど今では小さなカメラ、スマホも含め、で高画質の撮影
ができる。動画もOK.
1975年~1980年頃に戻って、今の知識であの当時に小さな
デジタルカメラって作れただろうか?
一番の問題はデータを入れておく媒体が無いということだろう。
デジタル・メモリーは4KBのものでもIC1個分あった。
SRAMもDRAMも同様だった。
あれで高画質のカメラを作ろうとしたら大変な大きさになっただろう。
ICを高密度にできるのはだいぶ後の話だ。
だから一部カメラメーカーではフロッピーディスクあるいは
独自の磁気ディスクにデータを入れようとした。
しかもアナログ信号をだった。
テープレコーダのようにアナログ信号を記録し
アナログ信号を再生するタイプだった。
解像度はえらく悪かった。
たぶん250X250くらい。
しかしこれが一番サイズが小さかった。
一眼レフよりも小さかった。
今考えても当時在った媒体を考えるとそんなものだろう。
DAT(今はもう無いが)に映像を入れるタイプもあった。
それも似たようなものだ。
たぶんカメラは今の知識だけ持っていても小型化は
できなかったと思う。
それでパソコンだけど、
1978年頃だろうか、そのころまで戻って今の知識を使ったら
何かできただろうか?
常々思うのはあの当時ビルゲイツになれた人はたくさんいたと思う。
マイクロコンピュータ自体は今からすると非常に単純だし、
基本的な構造を知っていれば作れた。ビルゲイツもそのコンピュータ
を使っていたはずだ。
ソフトウェアだって基本的なことを理解していれば、作ることはできた。
今思うと、ほんの少しの努力だ。
それと未来をどこまで見ることができたか?だ。
ビルゲイツはそれができたのだろう。
今、1年あげるからインタープリター型のBASICを作れ
と言われたらできると思う。
もちろん当時のコンピュータで。
いや、当時であっても作れと言われたら作れたと思う。
だけどそれができなかったのは未来が見えなかったからだろう。
知り合いにも自分で開発ソフトを作った人がいた。
あの人に未来の見える企業が出資していたら日本に
マイクロソフトができていたかもしれない。
やはり1980年頃がキーのように思う。
現在の知識を持った人間をあの当時に送り込んだら
今の世界はもっと違ったものになっていたように思う。