近頃にはめずらしくはっきり覚えているので書いておこう。
(これが何かの意味があるのか、何かの役に立つのか知らない)
その前の日はどこかの公園をずっと散歩していたらしい。
次の日になってなぜか病院に行く。
すると女医さん(これは昔の友達だ)が来て、「いったいどこに行っていたの?」
と聞かれた。
僕は公園に行っていたと言うと、昨日は手術のはずでしょう?と言われた。
「ああ、そうだった」と思う。
それから病室(手術室ではない)にある手術用のベッドによこになると
胸のところに布がかけられて見えなくなった。
その、向こう側で開胸手術が行われているらしい。
「もう開いてるの?」と聞くと、返事が無い。
どうも感覚的に胸が開かれてどこかの部位を切られているらしい。
そばに友人がいる。
その友人は昔、不義理をしている友人だった。
なぜか優しい顔で横にいる。
彼が出て行こうとするので私は呼び止めて、
「ここにいてくれないか?」とたのむ。
かれはニコニコしてそばにいてくれる。
しばらくして気が付くともう手術は終わっていて、胸も閉じられている。
もう先生もいなくなっていて、
僕は外に出て歩き始める。
友人に「こんなに歩いて大丈夫かな?」と聞くと、
「無理しなければ大丈夫」と言う。
もう、こうして歩いていることが無理なようにも思う。
胸のところは痛くはないけれど、何か違和感がある。
ずっと歩いてゆくと土手になっていて、
その上に登って歩いて行く。
途中で土手の向こうから水が流れ出していて、
そこを急いで渡らないといけない。
・・・そこまでしか覚えていない。