10/31/2013

三鷹の記憶 (12) 行商

六小(三鷹市立第6小学校)の東門の前にはよく業者がいろいろなものを
売りにきていた。昭和34,5年の頃の話だが。

●型抜き  今でも時々見るが、どうすればいい出来になるのかわからなかった。
●ヒヨコ   一日で死んだ。
●万華鏡  これは遊べた。
●夜光   小さな般若のお面を覚えている、他にも種類があったのだけれど、
       思い出せない。あの当時は放射能物質を使っていたと思う。それが問題に
       なったのはもっとずっと後だったと思う。
       みんな手の中で光らせて遊んでいた。
●キビガラ鉄砲  こんな格好だったと思う。
           キビガラを穴に詰めて、後ろから押すと「ポン!」という音がした。
           
            キビガラは飛んだのかな?覚えていない。

●輪ゴム鉄砲  これは買わなかった。というかちょっと高かったように思う。
           針金でできていて引き金を引くと輪ゴムを飛ばすことができた。
           2連とか3連とかもあったと思う。
           構造をはっきり覚えていない。
            基本形はこんな感じだが、針金をたくみに曲げたりして、
見た感じかなり格好良かった。 

●謎のガラス  これは万華鏡ではなかった。ガラスを3枚合わせて切り口を黒いパテ
          で固めて一応安全なようになっていた。長さは5センチくらい。
          万華鏡なら断面は正三角形だと思うが、これは直角三角形だった。


          ガラスは暗い緑色だったように思う。中に水が入っていた。
           横から覗いても特に何かが見えるわけではなかったように思う。
           
            あれは一体何だったんだろう?

●日光写真  これは印象に強く残ってる。
     
      値段は忘れたが、印画紙が何枚かとサンプルのネガが何種類かと台紙がセットに
       なっていた。後で学校の授業でやったのとほぼ同じだった。
        これは太陽にしばらくあてておくときれいに絵が焼けた。でもそのまま置いておくと         
        真っ黒になってしまった。あれはお酢が何かで固定できたのかな?
 
他にも何か売りに来ていたように思う。
あの頃は結構それを楽しんでいたように思う。