11/01/2013

三鷹の記憶 (13)擬似カラーテレビ

家にテレビが来たのはいつだったろう?
下連雀の家だったことは確かだ。たぶん私が9歳くらいの時だと思う。
プロレス&ディズニーランド、少年ジェット、事件記者、私の秘密とか覚えている。

最初のテレビの筐体は木製だったろうか?たぶんそうだ。12インチくらいだったろうか。
他のうちの子供とかも一緒にみていた。
もちろん白黒テレビだったけれど、擬似カラーフィルターみたいなものがあった。
透明なプラスチックの板が3色に色づけされていた。それをテレビの前に付けると
画面に色がついて見えた。
 
実際のカラーとは違うけれど、雰囲気はカラーテレビだった。
これは電機屋で買ってきたのだろうか?なんか違う気がする。家に売りに来たのでは
なかったろうか。どうもそんな気がする。
この3色フィルターには改良版があって、それはこのプラスチック板がフレネルレンズに
なっているものだ。
 
これはかなり効果的だったように思う。それでその後に色付け無しで透明なフレネルレンズ
だけのものになったと思う。
このフレネルレンズは小さいテレビでも画面が大きく見えて、使えたと思う。
あまりよく覚えていないがこれはたぶんカラーテレビになっても使えたはずだ。
 
たぶんこの頃のテレビの解像度は300×240くらいだと思う。今のテレビが1600×1080と
すると面積にすると実に24分の1だ。今のテレビ放送のP-Pの画面よりも粗いかもしれない。