三鷹の井口の方に「神明神社」という神社がある。小学校の6年の時からその近くに住んでいた。
秋になるとその神社でお祭りがある。その神社からそれほど遠くないところにも八幡様があって
そこもお祭りを行う。八幡様の方は小学校4年まですんでいた地区だったので、そっちのお祭りにはその頃の友達が来ていた。
引越してからは神明神社が近かったので神明様の方へ遊びに行った。
もっとも新しい友達はみな神明神社の方に遊びに来ていたから、
どうしてもそっちへ行くことになる。
友達をさそって、あるいはさそわれて一緒に行くのだが、目当ては当然女の子だ。
小学校6年くらいだと皆着物姿で来ている。
自分の目当ての女の子を探しに行くようなものだった。
見つけたときのドキドキ感は忘れられない。
でも女の子はなぜか3,4人のグループで来ていて目が合っても挨拶するでもなく、
そのままどこかに行ってしまう。
当時の小学生はそんな感じだった。
目当ての女の子を見つけたのはたぶん1度だけだ。
中学生になってからも自転車で様子を見に行ったけれど、会うことはなかった。
今でもどこかで秋祭りの神社を見ると、その頃のことを思い出す。
思い出した。
神社の隣に自転車屋があってそこは同級の友達の家だった。その後どうしているだろう。
自転車屋をついでいるのだろうか。Googleで見ると向こうにHONDAの看板がある。
たぶんあれが彼の家だろう。
神社の反対側に材木屋があった。Googleでみると今でもある。
中学の2年の時にこの材木やで幅30センチ厚さ1.5センチくらいの板を買って家まで運んだ。
この長い板を手で持って運んだ。今考えるとよく運んだなと思う。
家の庭に押し込んでのこぎりで切ってスピーカーボックスを作った。
1個しかできなかったけれど当時はモノラルで聴いていたのでそれでよかった。
そのスピーカーボックスは重くて丈夫で後で処分に困った。
材木屋のすぐそばに私が通っていた小学校がある。三鷹第七小学校だ。
小学校の脇に文房具屋がった。「いづみ屋」という名前だ。今でも同じ場所にある。
ここには文房具の他にプラモデルも売られていて、学校の帰りによくたむろしていた。
当時はおばさんが店員をされていた。
七小は小学校6年の1年間しかいなかった。
1年間面白かったけれど、後半はまた恐怖症にやられていて、自分でもよくわからない感じだった。
前半は友達もたくさんいた。後半は・・・あれは反抗期というのもあったのかな?
友達にはよく思われていなかったようだ。
卒業してからすぐにクラス会があった。
そのクラス会はとても楽しかった。
でもその後すぐ親友だった人にデパートで会ったけれど、私を避けるようにしていた。
だいぶ後になって、その理由がわかったけれど、完全に誤解されていたようだ。
もうそんなことも含め、私を覚えている人などいないと思う。