この本は面白い。
何度も読み返したためページが外れてしまっている。
それでも時々読み返している。
「カティーナ」という話は何度読んでも感動してしまう。
宮崎アニメで思い出したのは「彼らは年をとらない」という話だ。
これもとても好きな話だ。
宮崎なんとかがこの話を元にしているかどうか知らないが、シーンはそっくりだ。
戦闘に飛び立った飛行機の一機が、もうすっかり燃料が無くなった頃になっても
戻らず、皆はもうだめだろうと思っていた時にその飛行機が戻ってくる。
しかし操縦士はいつものように帰ってきただけで、空白の時間については
何もしらない。
その飛行士がある日の戦闘中にその空白の時間に何があったのかを思い出す。
その時彼が話すシーンが「紅の豚」に出てくる。
たぶん本当にそういうことがあるのだろう、と思う。
空の上ではいろいろ不思議なことが起きるから。