11/14/2013

SF画 Chris Foss と Chris Moore

1978年頃の話だけれど、札幌に住んでしばらくしてから「未知との遭遇」「スターウォーズ」が
公開された。同時に関連グッズや雑誌も販売された。
両方の映画ともに宇宙船のデザインは見た事のないような斬新なもので、格好いいと思った。

ちょうどその頃、札幌のパルコの本屋で長岡秀星やロジャー・ディーンなどのSF画、ファンタスティック・アートの画集を売っていた。そのひとつにSF画を集めた雑誌があった。
そこで見つけたのがChris Fossだった。

 
 
この本には本当にお世話になった。Tangerine Dream や Pink Floydの音楽を聴きながら
眺めると最高だった。


絵の中に完全に入り込んで楽しむことができた。
クリス・フォスの画集は何冊か出ていた。それを買ったのが70年代だったのか80年代だった
のか忘れてしまったが、本屋で見つけると買っていた。

 
 
ところが他のSF画集の中にChris Fossととてもよく似た絵を描いている人がいた。
名前はChris Mooreと言う。
私はずっとこのクリスさんはクリス・フォスの別名だと思っていた。



 
 
しかし調べてみるとどうも別人だとわかった。
クリスフォスの画集を見ると彼の絵は現実のシーンを加工して作っている感じがする。
建設機械や軍の施設、設備などを元に描いている感じがする。
でも、クリス・ムーアさんの絵は何か独自のものを感じる。見た事の無い視点から見た
見た事の無いシーンを描いているものが多い。
 
この絵はムーアさんの絵で一番好きな絵だ。