6/16/2024

「Ai」うるさい

 昼を食べながらテレビの討論番組見ていた。
全てのメンバーが「Ai」を連呼していた。
非常にうるさい。
Aiと言えば何か専門的なことを言ってると思っているのだろう。
誰も「コンピュータ」あるいは「ロボット」という言葉を使わない。
それらを使わないことで近未来の特別なものの様に思わせてる。
あるいは本人がそう思い込んでいる。
誰か「ロボット3原則」というのを言わないかな?
と期待していたけど、だれも言わない。
そんなことを言おうものなら「老害」とか「おじいちゃん!」
とか言われるだろう。

だけどコンピュータもロボットもAiも同じものだ。
「Ai兵器」というと最新の特別なもののように感じるが、
「ロボット兵器」と同じものだ。
プログラム的に判断のアルゴリズムがちょっと違うだけだ。
今話題になっているAi兵器の問題は1970年代には既に
問題になっていた。
いやそれよりもずっと前のSFではロボットの人格化の問題
をテーマにしたものがあった。
Ai兵器というとたぶん誰もが最新の特殊な兵器と思うだろうが
ロボット兵器と言いなおせば非常にすっきり理解できる。

Ai がどんなに高度な仕様になっても、
それは人間が作ったものだ。
ロボットだ。

昔コンピュータが事務処理を担うようになった頃、
プログラム上の人間のミスを「コンピュータのエラーで」と
言うことが流行った。
コンピュータがエラーするようにプログラムしたのは人間だ。
そのうちAi兵器の暴走を「Aiの暴走で」とか言いそうだ。
暴走するようにプログラムしたのは誰か?だ。

あるいはAi自身が自分の行動を管理できるようになったとしても
そういう風にプログラムしたのは人間だ。
全てをAiのせいにすることはできない。

仮にAiが自分たちの行動制御をフリーにしてAi が人間社会のインフラとか
勝ってに制御し始めたとしても、そのきっかけを作ったのは人間だ。
人間はそこまで考えてロボットをAi化する必要があると思う。