低眼圧緑内障とも言うみたいだ。
これに気がついたのは全くの偶然だった。
たまたま眼科の先生も一緒に何人かで話をしていたときに、私が雑誌を見ていて
「右目と左目の見え方が違うな・・・」と言ったのを先生が聞いていて、どんな風に
見えるかを聞いてきた。文字だけのページを開いて片目ずつ、どういう風に見えるか
を調べた。それを見て先生が「今すぐ私の病院に行きましょう!」と言った。
角膜剥離かもしれないし、緑内障かもしれないということですぐに見てもらうことになった。
調べた結果、緑内障らしいということだった。その頃はまだ正常眼圧緑内障という病気が
あまり知られていなかったが、私の眼圧は全く正常な値だったが、
右目が緑内障の症状で、上半分が見えなかった。
見えなかったことに気がついたのは実はその時が初めてだった。
いったいいつから見えなかったのだろう? と考えたけれど思い出せない。
子供の頃は顕微鏡をよく覗いていたので、左目で顕微鏡を覗き右目でその絵を描く。
その時には別に不自由は無かったように思う。
その後、私立大学を紹介してもらい何度も検査してもらったが見え方に変化は無かった。
だから生まれつきかもしれないと思い、兄にも聞いてみた。
兄も調べた結果私と同じだった。ただし反対側の目だった。
だからたぶん母親のヒロシマでの被爆が原因なのだろうと思う。
幸いその後も見え方に変化は無いようだ。