12/27/2013

タンホイザー・ゲート(追加) Tannhauser Gate

「二つで十分」問題は置いといて、
この映画の最もすばらしいシーンはやはりmonologueのシーンだ。
私はこの映画はここで終わらせるべきだったと思う。
その後のシーン、ストーリーは不要だ。

I've... seen things you people wouldn't believe...
Attack ships on fire off the shoulder of Orion.
I watched c-beams glitter in the dark near the Tannhäuser Gate.
All those... moments... will be lost in time, like tears... in... rain.

アドリブでこの台詞を言った俳優は天才だ。
・・・というかこの台詞をこの映画で言うために生まれた人のように思う。
この言葉を残してレプリカントが死んでしまった後で、映画を観ている我々は、
彼らが昔の写真を欲しがっていた理由もわかるし、
彼らが寂しい存在だったこともわかる。
この言葉は腐った未来都市から一気に宇宙の真ん中に我々を
連れて行ってくれるものがある。

タンホイザー・ゲートを一度見てみたい。

<追加>
Rutger Hauerは撮影の前日までは別の台詞を用意していたようだ。

I've known adventures, seen places you people will never see, I've been Offworld and back...frontiers!
I've stood on the back deck of a blinker bound for the Plutition Camps with sweat in my eyes watching the stars fight on the shoulder of Orion...
I've felt wind in my hair, riding test boats off the black galaxies and seen an attack fleet burn like a match and disappear. I've seen it, felt it...!

これを見ると映画の中の台詞がいかに推敲されつくしたものかがわかる。
「冒険(あるいは出来事)」という言葉がThingsになっている。
またPlutition Campsという言葉が入っている。日本ではあまり語られていないが海外サイトでは
ちょっと話題になっているようだ。たぶんこれもTanhauser Gateと同じく彼が作った地名なのだろう。

the soulder os Orionで見たのはstars fightになっている。これは映画の方が具体的になっている。

I've felt wind in my hairというのはすごいなぁ。暗黒星雲に向かう実験機の乗っている時の話だが、宇宙船に乗って風を感じるというのは・・・これは台詞に入れて欲しかったような気もする。

最後の、船団がマッチのように燃え尽きて消えてしまった。というのはあまりに普通の描写だったような気がする。それでOrionの方に持って行ったのだろう。

いずれにしても、すばらしいの言葉に尽きる。

映画でこのシーンを撮影し終わった時、スタッフの中にも涙を流した人がいたそうだ。