12/26/2013

年末が世界の終わりだった頃

札幌に住んでいた頃は年末には車で東京まで帰ってきた。
帰るのは12月30日とか31日になってしまうわけだけれど、あの頃はお店はほとんど
閉まってしまっていた。
そういうのがいつまでそうだったのだろう?と思う。
いつのまにか大晦日までお店はやっていて元旦から開くようになった。
そうでなかった頃は大変だった。

まずガソリンスタンドも閉まっているところが多かったので、開いているお店で
入れておかないとガス欠になってしまう。特に北海道、東北では閉まっていたように思う。
まだ東北自動車道ができていなかった頃はずっと国道を走ったから結構気を使った。
東北道が出来てからはサービスエリアで入れることができるようになった。
銀行も(これは今もだけれど)年末年始は閉まってしまうからお金も下ろしておかないと
いけない。
お店も閉まるから皆買いだしにでかけた。
あの頃は商店街もにぎやかだったように思う。
大量の食品を買い込んでいた。

私の父は年末は大晦日までにやることをやっておかないと気がすまない性分だった。
紅白が始まるまでに片付けや掃除や風呂を済ませ、あとは何もしなかった。
父にとって大晦日で1年は完全に終わったのだろう。

ときどき、まるで父のようにしている自分に気がつく。