5/05/2024

2度目のコロナ発病4日目

 最初の日が一番辛かった。
後は39度と36度を行ったり来たり。
今日は発病多分4日目だけど一日平熱に戻ったらしい。
さっき4日ぶりにちゃんとした食事をした。
と言っても簡単な食事だが。
オニギリ1個、タマゴスープ、肉じゃがをレンゲに1杯、
あとほうじ茶。
今のところ無事だ。

ベッドでずっと寝ていたのでその辺にあるブルーレイやDVD
を見ていた。デッキに録画してあったのもいくつか見た。
「クライマーズ・ハイ」を見た。
最初にあの小説を読んだ時、電車の中で思わず涙を流して
しまったのを思い出した。
123便のことではなく途中に短く挿入された山登りのシーンだ。
映画でもやはりそのシーンが細切れで出てくる。
やっぱり涙が出た。

タルコフスキーの「僕の村は戦場だった」を見た。
この映画は「ベニスに死す」と同じだと思った。
最初に出てくる兵士(たぶん主人公)はあの少年に会った時から
少年を愛してしまう。
その思い(たぶん監督の)はそこそこに見え隠れしている。
少年の入浴シーン、薄明かりの少年の横顔、セーターに着替えた
少年の姿、少年が上司の兵士に抱き着くシーン、
それになにより「ベニスに死す」の少年と同じ12歳だ。
だけどこっちの少年の方がはるかに子供に見える。
途中の主人公の兵士は医療班の女性兵士を好きになる(かのように)
描かれているがあれはどう見てもおかしい。
そうであるならば兵士をあんなにひどい目に合わせたりしない。
あれではまるで兵士はストレイトだと弁解しているようだ。
たぶんそうしなくてはいけない理由があったのだろう。
「ベニスに死す」では主人公のおっさんが最後死んでしまうが、
「僕の村」では最後少年が死んでしまう。
これはかなりショッキングだ。
少年への愛を昇華させるためだったのだろう。