1/18/2020

我アルカディアにもあり (の3)

世の美術評論家の人は良く考えてみてほしい。
「プッサンはこの絵に死のイメージを隠した」とか、
「骸骨が死を示している」とか、
勝手なことを言ってますねえ。

まず本人が自伝の中で、そうではなく
ここに眠る者はアリカディアでも生きる、
という意味で書いていると言っているのに、
なぜ他の人がそうではなく死だ、とか言っているのだろう。

日本のサイトでも誰一人疑問も無く、
これは死を意味するものと「解釈」している。
たぶん正確には「そのように言われているから自分もそう解釈する」
ということなんだと思う。

もしもこれを読んで「馬鹿言うな」という人がいたら、
一度懐疑的に他の人の評論を読んでみてほしい。
どこにその根拠があるのか探してほしい。

・・・と思う

もちろん私は(前に書いたように)天国を信じていますから
当然アルカディアに於いても生きていると思います。
こればかりはわからないけど。
でももし墓石に書いてもらえるなら
「我天国にもあり」と書いてほしい。