1/10/2020

美術館で思ったこと

最後に美術館に行ってから3年はたってるように思う。
横浜美術館はたぶん10年ぶりくらいだ。
そこに行ってきた。
メインはルノアール展だったけれど、そっちは行かずに収蔵品展というか
何か横浜にちなんだ展示をやっていたのでそっちに行った。
こういう展示は最近はカメラ撮影もOKになったようだ。

古い写真がけっこうあって面白かった。
古い写真はどうしてその写真を撮ったのだろうと想像すると面白い。
たぶん我々が今何か写真を撮ろうと思って探し出した情景と同じだ。
けれど昔の写真には(今もそうだけれど)故意にその情景を設定して
その写真を撮っているものがある。
そういうものはあまり面白くない。
偶然性があった方がいい。

絵画も良かった。
昭和初期の絵は面白い。
堂本 尚郎の絵が良かった。

大きな絵でしばらくみとれていた。
この人はどんな人なんだろうと思って検索したら写真があった。
なんて格好いいんだろう。
それにほかの絵を見てもどれもいい。
今度どこかで個展があったら行ってみたい。

それから横浜の昔の絵地図というか鳥観図があった。
大きな絵でそれもずっと見ていた。
いろいろ見て回って3時間くらい美術館にいた。

あんまりほかの人のことは気にしないのだけれど、
やっぱり解説のプレートだけ見て次に行ってしまう人が多い。
何を見ているんだろう?と思う。

美術館はいい。
時間が止まっている。
絵を見ていようが椅子に座っていようがかまわない。
戻ってもだれも文句を言わないのがいい。
音が無いのもいい。

あそこでBGMがかかっていたら台無しだ。
でも今更ながらなんでBGMが無いんだろう?
なにかあっても良さそうだし、
誰も気が付かないかもしれない。