よく聞く言葉で「霊の存在は科学的に証明できない・・・」とかいうのがあるけれど、
科学的に証明できないものが存在しないこともないだろう?と思う。
どこでもいいから1メートル四方の空間を設定して、その中の空気を含め気体を全部出して、
塵や埃も全部取り除いて真空にした後の空間のことだけれど、
そこには目に見える限り何も無い。
じゃあそこに何があるんだろう? と時々考えることがある。
その中にはいわゆる自然の法則というものが「なんらかの形で」あるのだろう。
つまりその空間に二つのものを置けば互いに引力で引き合うだろうし、
電波も通るだろうし、光も通る。
この一見何も無い空間はいったいどうやってそういう「法則」を存在させているのだろう?
もっと不思議なのは、生きたねずみをそこに入れればすぐに死んでしまうだろう。
それは空気が無いからなのだけれど、それだけでなぜ「死」ぬのだろう?
その空間に宝くじを置いてみても、そのくじは東京のどこかの会場で抽選された
結果の番号にしたがって当たるかどうかが決まるのだろう。
また数学の法則の全てがその空間の中では正しく当てはまるだろう。
いったい、その空間はどうやって世の中の因果律を存在させているのだろう?
そこの部分は科学ではまだ解明されていない。(たぶん)
それは「空間だ」とか「電磁場だ」とか言うのだろうけど、
じゃあ、たとえば「温度は高いところから低いところに移動する」ということだけれど、
(熱力の第二か?)この法則は一体どういう形でこの空間の中に存在してるのだろう?
低い方から高いほうに移動してもいいのに。
エントロピーに関わってくるのだろうけど、そのエントロピーの法則自体はどういう形で
存在しているのだろう?
それじゃあ純粋な数学的空間というのは存在するのだろうか?
数学的規格?以外は何も持っていない空間。
そういうものは存在し得ないのだろう、きっと。
だからこの空間の存在自体が空間に依存しているのだろうきっと。
それで、霊の存在だけれど、この1メートル四方の空間に霊は存在しない
と誰が言えるのだろう。