中学3年の頃、図書委員をやっていたので図書館の本はほとんど”見て”いた。
絵画に関する本も沢山あって、その中の1冊にこの絵があった。
確かその時は『ゲインズボロー作「青の少年」』と書かれていたはずだ。
最近は「青衣の少年」と言うらしい。しかも作者はゲインズバラという言い方になったようだ。
英語のタイトルは「青の少年」でもなく「青衣の少年」でもなく「青い少年」だ。
それに「ゲインズバラ」よりは「ゲインズボーロー」の方が元の発音に近いと思うのだが・・・
・・・思うのだが・・・のだが・・
まあ、それはそれとして、この絵を最初に見たときの不思議な感じを忘れられない。
この少年を知ってるような気がした。
たぶんその当時の私とこの少年は同じくらいの歳だったのではないだろうか。
当時の自分に似ているような気もした。
調べてみたらこの少年はある金持ちの金物商の息子だったらしい。(検証はされていないらしい)
中学校の図書館でこの絵を見てからずっと記憶のどこかにこの絵があった。
今改めてこの絵を見ても、やはりどこかで知ってるような気がする。