今年も8月6日だった。
広島の原爆投下のあった日であり、
ピンクフロイドの初来日コンサートが箱根で行われた日でもある。
原爆投下から79年、箱根から53年だ。
この二つを並べるのはどうか?と言う人もいるだろうな。
でも私はそうは思わない。
どちらも自分の人生に深い関わりがあるから。
もちろん広島の原爆を私は経験していない。
だけど母と一緒にあるいた広島の町は母の目を通して
その日の原爆を私に見せてくれた。
あるいは遺伝子として母の経験が私の中にいる。
私の右目はヒロシマのせいで半分見えない。
ピンクフロイドの箱根は、あれは特別な体験だった。
もうあんなコンサートはできないだろう。
あれだけの音量を自然の中に放ったんだから、
騒音公害もいいところだろう。
だけど、あれは素晴らしかった。
50回目の記念日に一緒に箱根の会場跡に行きましょう、
と言っていた人がいたけれどドタキャンされた。
その時は一人で行って会場が見えるところから眺めていた。
今日ももうそろそろ8月6日が終わる。
あと何回私はこの日を迎えられるだろうか?