あれは2010年頃だったろうか、日本のネットで「中国経済がやばい」
みたいなデマが流れたことがあった、それに対して中国が根拠の無いデマを
流すな、ということを広報が言ったことがあった。
なぜか日本のネットは中国の経済発展を妬んでいたように思う。
それでそういうデマが流れたおだと思う。
それから10年以上が流れ、私は中国は順調に行っているのだろう、としか
思っていなかったのだけど、数年前から中国がおかしいという話が聞こえてきて、
さすがの私もそれに気が付いた。
ここ数年で中国の経済はかなりひどいことになっているようだ。
根本が不動産市場の下落のようだ。
日本のバブル期に私は仕事をしていたわけだけれど、良く聴くバブル期の
派手な金銭状況は経験していない。全く。
当時の社長と「近くに1部屋7億円のマンションができたから観に行こう」と
やじ馬で見に行ったくらいだ。
あれはごく一部の人達が経験したことなのだと思う。
私の知人たちもバブルで大儲けをしたという話は聞かない。
また同様にバブルがはじけて大変な目にも遭っていないし、
身近に大変な目にあった人もいなかった。
しかし中国の今の状況はそうではないようだ。
住宅を購入した一般の人達が大変な目に遭っている。
建設前にローンの支払いが始まるのもおかしいが、その住宅を売っても
膨大なローンが残るというのもひどい。
中国の不況はそれに留まることはないだろう。
これからもっと深刻になると思うのは妬みではないだろう。
ああ、思い出した。
研究・実験機器の製造販売をしていた会社の知人がいた。
彼はその会社が立ち上がる時に株式を購入させられた。
その株がバブルの頃に暴騰して、それを売って会社を辞めた。
確か数百万だったのが数億円で売って、どこかの地方で暮らしているとか。
その人ぐらいだな、いい思いをした人は。
今どうしてるかしらないけれど。
その数年後、バブルのせいではないけれど会社は縮小されたと聞いた。
バブルの頃、何も思い出せない。
ディスコにも行かなかったし、ひたすら仕事していたように思う。
一般の人はそんなものだったと思う。