中学・高校で学んだことで気になることがいくつかある。
そのうち思い出したものの一つは
「毛細管現象は間違いで毛管現象が正しい」
これはとても根深いと思う。
当時(1960~70年代)でもテレビで「毛細管現象」という人が多かった。
そのつど「正しくは毛管現象です」という注釈がついていた。
それでずっと来たからもう「毛細管現象」と言う人はいないだろう
と思っていた。しかし今Wikiを見て驚いた。
「毛細管現象とも言う」となっていた。
Wikiが正しいとは限らないけれど、ちょっと驚いた。
もう一つは「遠心力」。
これも授業では「正しくは向心力」と言っていた。
物理の先生は遠心力と言うと必ず「向心力」と訂正された。
例えばテレビ番組で紐を付けたボールをグルグル回した時など
「ボールは遠心力で飛んで行こうとします」とか言ってるけど
正しくは「紐からの向心力でボールは飛んで行きません」だと思う。
遠心力が働くとした場合、その力はどこからくるのか?が問題だ。
実際には慣性で飛んで行こうとする力と紐の力の合成だ。
しかし、あいかわらず「遠心力で飛んで行く」と言っている。
遠心力もコリオリ力も普通に暮らしていると
あたかもそういう力があるように思える。
毛管現象も毛細管と言った方がそれっぽい。
どっちも普通に生活していると「その方がわかる」という方が
採用されているんだろうな。