今日は仕事で小田原に行ったので、仕事が終わった後で
海に行った。
お城の横をまっすぐ南に行くと「御幸の浜」だ。
時間がある時はよくそこに行く
何をするわけでもない
砂浜(砂利だけど)に座って海を眺めている
誰かがいることもあるけれど
だいたい誰もいない
赤い灯台のところの岩場で
釣りをしている人が一人
ずっと見ていても何かが釣れた気配は無い
ただ、何度も餌を付け替えて
遠くに針を飛ばしている。
僕はバッグからカメラと三脚を取り出して
砂利の浜辺に三脚を立てる
正面の海に太陽が反射してまぶしい
完全な逆光の海面をしばらく撮影させている
4分くらいそのまま
後ろからカップルが歩いてきて
そのまま僕の前の砂地のところまで歩いて行き
いちゃいちゃしてる
「あ、そこ今撮影してるから」
と、言えるわけもない
こういうところを誰かと一緒に
歩いたことがあったろうか?
太陽がまぶしくて
思い出せない
僕は三脚を引き抜いて
灯台の方に移動する。
灯台の脇の斜面には
よく本を読んでるおじさんがいるのだけれど
今日は居なかった
しばらく釣り人を後ろから見ていた
やはり何かが釣れてる感じがない
もくもくと餌を付け替えて
遠投してる
彼は何を釣っているのだろう?
風がとても強い
ずっと風に当たっていたから
少し疲れてしまった。
水曜日のお昼
御幸の浜を一人で歩く
一人でいたい時もある
でも一人はとても手持無沙汰
一人は大勢でいる時よりもうっとうしい
自分が・・・
誰かがそばにいれば
もっと自分になれる気がする