9/02/2013

Deep Gapへの旅 (3) マールフェス会場  the venue of Doc and Merle Fest

ノースカロライナに行ったのは1993年なので5年くらい前からマールフェスが行われていた。
行ったのは7月なので既にその年のフェスは終わっていたのだけれど、
会場の近くにマールワトソンを記念して作られた庭があるということで、そこに行ってみようと思った。
マールフェスのある会場はBooneからWinston Salemに向かう途中にあるWilkesboroという街のWilkes Community Collegeの中にある。
大学の駐車場に車を停めてちょっと歩くとその庭があった。
庭と言っても学校の敷地のほんの一角でビデオでドック・ワトソンが匂いをかいでいた花々と、
マールワトソンの写真付きの石碑があった。
そこで撮った写真がみつからない。

マールフェスの会場はどこだろうと思い、近くにあった事務所に入ってきくことにした。
するとちょうどそこがマールフェスの事務所を兼ねていたようで、我々が日本から見学に来たというと、女性の事務の人が鍵の束を渡してくれた。「これがバックステージの鍵だから、開けて入るとすぐに電灯のスイッチがあるから、電気つけて見学していいですよ。あとで電気を消して、鍵をかけて戻ってきてください。」と言う。
「え?」と思った。友人と「いいのかな?」と話しながら会場に行ってみた。

広いグランドの端に見たことのある建物が建っていた。
そこがステージだとすぐにわかった。

左がグランドと思っていたが観客席というのが正しいのかも。


この建物も見覚えがあった。この前でJohn Hartfordがバンジョーを弾いていなかっただろうか。

ステージ
ステージの右側後ろにバックステージの入り口があった。

鍵を開けて電灯をつけたらほんとに驚いた。
中はドック&マール・ワトソンの殿堂になっていた。
廊下にはびっしりと写真が飾られていた。

フェスティバルに関係する人達の写真。
左上のオートハープはマイクシーガーか。


もちろんここは楽屋になっていて、たぶんこの年(1993年)のマールフェスの
出演者達へのメッセージがそのままになっていた。
長居をする人がいるらしい。


これもメッセージボード。
スケジュール時間を守るように

マールのイラストと沢山の人のサイン


キッチン。
ここは入って良かったのかどうか不明。

楽屋の一角

楽屋の一角

第1回マールフェス出演者への謝辞
"Doc", Rosa Leeを筆頭に家族から出演者に

第3回(1990年)マールフェスのポスター

このノースカロライナへの旅行は奇跡的というかラッキーな出来事がいくつかあったけれど、
このバックステージを見れたのは、思いもしなかったラッキーな出来事だった。
その事務所の人にマールフェスの案内を送ってもらえますか?と聞いたら快く受けてくれた。
その後3年くらいは案内を送ってくれた。でも行ける機会が無かった。