9/15/2013

エンジニア

エンジニアにはいろいろな部門があると思うが、
私はソフトウェア開発もやったがハードウェア開発が主だった。

初期のマイクロコンピュータ応用技術の分野には仲間が何人もいた。
ソフトウェアだけをやっていた人はまた別の人種のように思うが、
ソフトとハードを両方やっていた人種には共通するものがあったように思う。

<確認>
この手のエンジニアは頻繁に確認を行う。
同じことを何度も確認する。
だからきかれた相手も同じことを何度も言う。
特に現場ではメモを取れないことが多いので、聞いて確認する。
例えば何かの制御を行うためのビットを最下位にしたか最上位にしたか、とかだ。
基本的に確認は何度でも行う。
しかし、それがつい普段でも出てしまう。
同じことを何度もきいてしまい、「何度同じことを言わせるんだ!」と怒られる。
怒られたエンジニアはなぜ怒られたのかわからない。

<アルゴリズム>
同じ仕事をしていた若いエンジニアと一緒に仕事をしていて、アルゴリズムが同じだ
と思ったことがある。
一緒に機械調整をやっていて、お互いに詰めた仕事をしていた時、
そいつがコンピュータの日付設定をしていて、
「今日は何曜日だっけ?」ときいてきた。
私は他の部分を調整しながら「2」と答えた。
そのまま何の疑問も無く仕事を終えた。
あとで二人で「あれ良くわかったな?」と笑ってしまった。

<習性>
エンジニアは理科系の学校を出手いる人が多い。
そのため化学実験もみな同じようにやってきている。
ある会社の忘年会で若手技術屋が上司にビールを注いで回るときに、
どうしてもビールのラベルを上に回してついでしまう。
これはもうどうしようもない習性だ。
ある上司がそれに気が着いて、
「おい、そのラベルを回すのやめろ!酒がまずくなる!」
と言っていた。

<捨てられない>
ハード系のエンジニアは現場で何か直さないといけない時に、何でも利用できそうな
ものを使って直す。
だから普段も、もう必要ないものを捨てられない。
ハード系のエンジニアの家に行くと、どの人の家もジャンクだらけだ。

今のエンジニアはどうなんだろう?