9/27/2013

晴れた日には未来が見える

こういうタイトルの歌があった。
それはたぶん何とかいう映画の挿入歌なのだと思うけれど、原曲のタイトルは
On a Clear Day You Can See Foreverなので一般には「・・・永遠が見える」と
言われているらしい。
でも私は「晴れた日には未来が見える」という言葉の方が好きで、ずっとそれを覚えている。
 
晴れた日に空を見上げると未来の風景が見える。
それは子供の頃に描いた未来の風景だ。
あの街の中を空飛ぶ自動車や原子力飛行機が飛んでいる絵ではない。
 
人間のいない広々とした草原に朽ち果てた宇宙船が横たわっている景色だ。
緑の草原と青々と茂った森。
その中にぼろぼろになった巨大な宇宙船が横たわっている。
なぜかそのイメージが浮かぶ。
 
子供の頃に読んだSFがある。
確か「緑の宇宙人」と言った。
ネットで検索すると恐ろしく高値がついているが、あの本がそうだろうか?
その話は緑色の鱗を持った宇宙人が地球に不時着し、地球を救うというような
話だったと思う。
その不時着した宇宙船のイメージなのかもしれない。
 
今日は雲ひとつ無い青空だ。
空を見上げると未来が見える。
誰も行ったことのない遠く寂しい地球の景色だ。
でも、それがなぜか懐かしく感じる。