この地名が好きだ。
山田さんの辞書によるとパナウングルヤソッケと言ったらしい。
この最初のパナウングルの訛りだと。
赴任して最初に「これ読めるか?」と工場長から聞かれた。
それで真っ先に覚えた地名だ。
まあ、いいっか。
これも1979年頃の写真
手稲駅からまっすぐに石狩の方に向かったところだが、
Googleストリートビューで見ると一見あまり変わってないように
思えるが、上空からの写真を見ると住宅地で覆われていることに驚く。
この道路の右側は、この時はまだ畑と原野だった。
左側もほとんど原野と畑で海の方まで続いていた。
この写真がその1本海側の道を小樽方向に向かったところ。
道路の両側はハマナスや野いちごがそこらじゅうに生えていた。
しばらくすると先の道路の札幌寄りの方に家が建ち始めた。
きれいに一列だけ家が建ったのが面白かったので
夜中に撮影に行った。
向こうに手稲山がうっすらと写っている。
10秒くらい露光しただろうか。
原野だった頃は車にギターを積んで練習にし行った。
どんなに大きな音を出しても誰にも迷惑にならなったから。
ある夜、車の中で大声で歌っていたら、
窓をコンコンと叩く人影があった。
これには本当に驚いた。
警察官だった。
自殺でもしようとしているんじゃないかと思ったらしい。
そういえば、警察官にはよく声をかけられる。
東京から車が届いた日の夜中過ぎに時計台まで
時計台の音を録りに行った時も、声をかけられた。
どうも札幌市民と行動パターンが違ったらしい。