スティーブ・ジョブズの映画をやっているので見ていた。
そういえばマッキントッシュが世に(日本に)出た時のことを思い出した。
エレショー(何年だか忘れた)のアップルのブースにマッキントッシュが置かれていた。
白い四角い柱状の台の上に置かれていた。
確か仮想知能(AI)の簡単なデモをやっていた。
画面に出た質問にキーボードで答えると正解かどうかを応えたように思う。
やり取りは英語だったように思う。
私はアップルⅡのファンだったけれど、マッキントッシュが何か魅力的な
ものとは思えなかった。
その要因はハードウエアにあった。
つまり外付けのインターフェイスを作るための技術データが公開されていなかった。
一方IBMあるいはNECはハードが公開されていた。
だから外付けの映像メモリーなどを作ることができた。
仕事で使う上ではマックよりもIBMあるいはNECの方が便利だった。
結局そのままマックを仕事に使うことは無かった。
それに「マウス」だ。
今でこそマウスが無ければ何もできないが、その前史はキーボードしかなかった。
というかキーボードで何から何までやることが普通だったし、
マウスを触ったエンジニアは皆口を揃えて「あれは使えない」と言っていた。
ソフト屋はキーボードがあれば何でもプログラミングできたし、ハード屋は
マウスのような不安定な訳の分からないものを使いたくなかった。
しかし、私はマウスは使わなかったけれどトラックボールを使っていた。
図面を描くのに必要だったからだ。
パソコンもグラッフィク画面を元になにもかも行うようになって、マウスが
必需品になった。
全てをキーボードでやっていた頃は、ディスプレイが無くてもパソコンを動かすための
コマンドラインを打ち込むことが普通にできた。
でも今はもう画面を見なければキーボードを打つこともできない。
ちょっと思い出した。アップルⅡはファイル名にキーコマンドを入れることができた。
例えば TEST1[esc].doc のようにエスケープキーコマンドを入れられた。
でもファイル名にはTEST1しか表示されないから、他の人には開くことができない。
いまでも使えるんだろうか?