9/23/2015

おはよう720 (続きの続き) 白日夢

ロジャーウィテッカーの「ラストフェアウェル」ともう一つよく覚えている曲があると書いたけれど、
もう一つは松任谷由実の「白日夢」だ。
これを聴くとキャラバンのシーンが目に浮かぶ。
   
  白い夏服が風にはためいて
  私はしばらく平原の鳥
  長かった夢を
  明日は後にして
  サボテンと
  ブラインドの部屋へ

その頃住んでいたアパートはブラインドではなかったけれど、朝は出かけるので
いつもカーテンを閉めていた。
カーテン越しの光の中でテレビを見ていた。
その感じを思い出す。

この歌はところどころの歌詞を覚えていたけれど、札幌を後にしてから
時々、あの歌はなんていう歌だったのだろう?と思っていた。
レコード屋に行った時に松任谷由実のレコードを見ていたけれど、歌詞を見ても
どうもそういう歌詞が見つからなかった。
そのままずっと時が過ぎて、すっかり忘れていた。

インターネットが普及してきて、ホームページやメールも自由に使えるようになって、
音楽関係の掲示板で尋ねたら、ファンの人がすぐに教えてくれた。
それで「白日夢」という歌だとわかった。
調べてみると「おはよう700」では1980年の3月31日から流れた、とあった。
それが本当とすると私は少し勘違いしていたようだ。
私が札幌を離れたのは1980年の3月だと思っていたけれど、そうだとすると
この歌を700で聴くことはなかったはずだ。
自分はいったいいつまで札幌にいたのだろう?と考えてしまった。
それで何かマイルストーンは無いだろうか?と考えたら、ジョンレノンがいた。
ジョンレノンのショッキングなニュースはバードマンションのあの部屋のテレビできいた。
ジョンレノンが亡くなったのは1980年の12月だった。
だから私は1981年の3月まで札幌にいたはずだ。
私は5年間札幌にいたと思っていたけれど、6年いたのだ。