8/07/2015

札幌のパルコで買った本

ひとつ思い出したので忘れないうちに書いておこう。

札幌のパルコで買った本をずっと持っていた。それを20年ほど前にヤフオクで売った。
その本を思い出した。
稲垣足穂の「月光少年」と(違った!月球儀少年)という本だった。(確か)
今検索しても出てこない。
でも、確かこのタイトルだったと思うのだが。
B5かA4くらいの、厚さが4,5センチはあった大きな本だった。
定価が¥10800だったように思う。¥9800だったかもしれない。
(この値段も怪しい)
どっちかだと思う。
その写真も残っていないけれど、群青色の本だった。
こまかな字で稲垣足穂のエッセイがつまっていた。

思い出したのは、以前書いた「偶然とは思えぬ偶然」の時に書いた
大倉山記念館のことを調べていて、映画「1999年の夏休み」を思い至ったからだ。
あの映画、地味に人気があるようだけれど、みなわかっているのか?
と思う。
あの話の原作者、萩尾望都が男であったならわかるのだが、女性があの話を書いた
というのはどういう気持ちからなのだろう。

あの話は、ひょっとすると作った側の思いとはまったく別の思いを受けて側が持って
いるのではないかとさえ思える。