7/19/2019

アニメ

息子と娘は喪に伏しているようだ。

私はアニメ(映画)はあまり見る事がないので、知らなかったけれど
あの会社は「神」のような存在だったようだ。
セオル号の時もそうだったけれど逃げ遅れた人のことを考えると辛い。
自分だったらと考えると思考が止まる。

映画は見ないけれど、コミックスはけっこう買って読んだ。
「アキラ」も良かった「化石の記憶」も良かった。
「電影少女」もよかった(まだコンビニで売られていて驚いた)。

あまり話題にならないようだけれど、不思議と覚えているシーンがある。
外薗昌也の「ラグナ年代記」の「青の時代」の最後のシーン。
きのこ人間のナサニエルが丘の上で空を見上げて「幸せか?」と
つぶやくシーンだ。
そこだけはっきり覚えている。



この「青の時代」というのは傑作だと思う。
ストーリーはまるで夢の論理でできている。
読んでいると懐かしさでなぜか泣けてくる。
いつか見た夢か、子供の頃に本当にあったことなのか。
主人公はこの少年ではなくキノコ人間なのもおもしろい。
少年が2人出てくるけれど、同じ少年であり、別な少年でもある。
最後のシーンのナサニエルの気持ちが痛いほどよくわかる。