7/11/2019

銃とか兵器とか

武器でなかったらよかったのに、と思う。

一時航空ショーにはまって何度か行ったことがある。
やはり魅力的なのは戦闘機だ。
あの音と動きはとてもいい。
もちろん爆音だから基地の近くの家はとんでもなく迷惑なことはわかっている。
それにあれは武器だ。兵器だ。
だから兵器でないF-15があったらよかったのにと思う。
住民の迷惑にならない海の真ん中あたりに飛行場を作って
バリバリ飛んでいたらよかった。
単に乗り物だったらよかった。

銃もそうだ。
銃というのはどういうものだろう?と思ってYouTubeの銃を扱っている
動画をいくつも見た。
銃はどうしたら安全に扱えるのか知りたかったから。
扱い方はわかった。
弾丸の取り出し方、充填のしかたもわかった。
しかしどう扱おうとあれが危険なこともわかった。
たぶん目の前にしたら刃物(自分は少し刃物恐怖症だが)よりも怖いと思う。

その動画の中でちょっと気になったものがある。
ルガーのマークⅣという銃だ。
これは金属表面がとてもきれいだ。
しかも構造がシンプルで簡単に3つのパーツに分解できる。
とてもドイツ的な感じがする。
全体に美しいと思う。
数ある銃のほとんどが武骨で醜悪な感じがするのに
ルガーⅣだけは別なような気がする。
これが銃でなく楽器か何かだったらすぐ買っていると思う。
金属表面のシルク仕上げというか細かな梨地仕上げというか
表面に触った感じがわかる。
たぶんずっと触っていたい感触の表面だ。
銃身の形もいい、肉抜きした溝状の部分も美しいと思う。

・・・というようなことを銃が好きな人は思うのだろう。
アメリカ人の中には収集するのが趣味の人も多いと思う。

銃が武器でなければよかったのに、と思うのと
自分がアメリカに住んでいなくてよかったと思う。
たぶんルガーは買っていたと思う。